「年末年始2019-2020の羽田空港の混雑予想を教えて欲しい!」
春休み、GW、夏休み、そして「年末年始」は“ハイシーズン”に設定され多くの搭乗客が羽田空港へ訪れては目的地へと旅立ちます。
もちろん通常月に比べたら年末年始は混雑します。
しかし、年末年始の中でも特にいつが混雑するのか?どれくらい混雑が発生するのか?
年末年始に飛行機を利用予定だが、少しでも混雑を避けたい!そんな方も多いはず。
今年2019-2020利用時に事前に混雑予想が把握できれば、ひどい混雑を避けることができるのではないか?
このブログでは羽田空港の年末年始2019-2020混雑予想が気になる方に
空港利用実績など数字を用いて年末年始の混雑ピークと混雑回避方法をまとめていきます!
「羽田空港の年末年始2019-2020の混雑を避けたい方は、事前情報にぜひお役立てください」
今年2019-2020の年末年始はいつからいつまで?
まず初めに今年2019-2020の年末年始はいつからいつまでかについてです。
12月28日、おはようございます。
今日は、官公庁御用納め・仕事納めです。
1873(明治6)年から、官公庁は12月29日から1月3日までを休暇とすることが法律で定められています。
実は休みなのに市民のために仕事しろというのは法律違反なのです。
さあ大掃除、良い年末年始を過ごしましょう。— 七つ星不動産 (@nanatsuboshisan) December 27, 2018
一般企業では年末最後の出勤日が「仕事納め」
官公庁も同じく年末最後の業務に勤しむことを「御用納め」と呼ばれています。
そして、年末年始の休みの期間は法律で以下の通りきっちり定められています。
(行政機関の休日)
第一条 次の各号に掲げる日は、行政機関の休日とし、行政機関の執務は、原則として行わないものとする。
一 日曜日並びに毎月の第二土曜日及び第四土曜日
二 国民の祝日に関する法律(昭和二十三年法律第百七十八号)に規定する休日
三 十二月二十九日から翌年の一月三日までの日(前号に掲げる日を除く。)引用元: 行政機関の休日に関する法律
12月29日~1月3日までは原則休みを取りましょう!という法律です。
正月三が日と呼ばれるほどですので、年始は3日まで休みが取れることになっています。
ただ、大原則は年末年始に休みを取るという法律で、実際に休みが始まる時期は
12月最終金曜日がこれら「納め」にあたり翌日の土曜日からが基本年末年始の休みが始まります。
つまり、今年2019-2020の場合以下の年末年始スケジュールになるかと思います。
12月28日(土):年末年始の休み開始日
01月05日(日):年末年始の休み最終日
01月06日(月):仕事始め
※2020年1月3日が金曜日で翌日土曜日のため、土日も年末年始の休みに含まれる
「それで、年末年始2019-2020の羽田空港はいつが最も混雑するの??」
上記の年末年始の休みの中で最も羽田空港が混雑する時期はいつか?!について本題を調べていきたいと思います!
羽田空港 混雑予想算出手順
それでは、年末年始2019-2020の羽田空港で最も混雑する時期を調べてまとめていきます。
調べる流れは以下の通りです。
・航空会社の搭乗率から日別に混雑予想を確認
全体像を把握した後に日別の搭乗率から混雑予想を導き出します。
羽田空港旅客ターミナル利用実績
それではまず羽田空港旅客ターミナル利用実績について調べていきます。
去年12月の羽田空港旅客ターミナルを利用した総数は「7,083,746人」
700万人以上の人が12月に利用しています!
非常に多くの人が利用していることが数字からも分かりますね。
数字だけで見たら凄さ、混雑具合を感じますが、ただ、1つの指標だけ見ても多いの少ないのか比較のしようがありません。
そこで、12月以外の利用実績も以下の通り見てみようと思います。
2019年5月:7,153,513人(GW)
2019年7月:7,382,839人(夏休み)
2019年8月:8,641,402人(お盆休み)
上記、ハイシーズンと呼ばれる時期の利用実績の総数になります。
「ん?12月より他の月の方が利用実績は多い??」
そうなんです!実はハイシーズンと呼ばれる時期の中でも12月は利用実績は少ないのが数字から読み取れます!
つまり、8月お盆休みの激混みほどの混雑はなく、比較的他のハイシーズンに比べても混雑は緩やか、であると推察されます!
ハイシーズンの混雑度合いを不等号で示すと
これらの利用実績は2018年だけでなく他の年度でも同様の傾向が見られることから異常値ではなく、
「年末年始は意外に利用者数は少なく混雑もひどくはない」ということが言えるのではないでしょうか。
「お盆休みの激混みを経験したことがある方なら年末年始の混雑は大したことはないかもしれません」
ただ、12月の利用実績が他月に比べて少ないかもしれないが、日別で見たら年末年始の時期が異常に利用が多いかもしれない!
日別の混雑予想を調べなければ結論は導き出せませんので、次に日別の混雑予想を航空会社発表の搭乗率から考えてみたいと思います。
年末年始の日別の搭乗率
月別で見たらハイシーズンの中でも12月の利用実績は少ないことが分かりました。
つまり、ハイシーズンの中でも特に混雑しない月になるということです。
次に羽田空港の年末年始の日別の搭乗率を調べて年末年始の中でも混雑予想を算出していきます。
まず、航空会社が発表する年末年始の日別の搭乗率の推移が以下の通りです。
※2018年データ
日別搭乗率% | 下り | 上り |
---|---|---|
12/28(金) | 91.5 | 71.2 |
12/29(土) | 96.0 | 79.4 |
12/30(日) | 95.2 | 69.9 |
12/31(月) | 93.5 | 66.6 |
1/1(火) | 85.2 | 77.2 |
1/2(水) | 81.2 | 90.0 |
1/3(木) | 79.7 | 92.8 |
1/4(金) | 63.9 | 95.7 |
1/5(土) | 56.3 | 95.5 |
1/6(日) | 63.1 | 95.5 |
数値引用元: JAPAN AIRLINES 公式ウェブサイト
数字からも分かる通り、下りで最も搭乗率が高いのは「12月29日」
つまり、仕事納め後の最初の休みが最も人の出入りが多いことがうかがえます。次いで高いのは「12月30日」
一方で急激に数字が落ち込むのは「1月1日」。90%を切ってしまっています。
その後数字は下落傾向になり、60%前後を行き来する数字の動きとなっています。
上りの場合、特に搭乗率が高いのは「1月4日」次いで「1月5日」&「1月6日」
年末年始最後の休みは帰省先もしくは旅行先から自宅へ帰ってゆっくり過ごしたい、という行動心理から週末前の金曜日が高いことがうかがえます。
羽田空港 年末年始2019-2020混雑予想の結果と考察
以上の実数値から羽田空港の年末年始2019-2020混雑予想の結果と考察をまとめていきます。
年末年始の中でも特に混雑が予想される日は
上りは仕事納め後の最初の休み
⇒ 2019年12月28日(土)
下りは年末年始最後の週末前の金曜日
⇒ 2020年1月4日(金)
であると思われます!
ここでいくつか利用実績や数字から考察をまとめていきます。
・ハイシーズンの中でも利用実績が少ないのは12月
⇒ GWや夏休み、お盆休みは帰省だけでなく行楽目的、レジャーやイベントも多数開催され、県外へ旅行に出かける数が一定数増える傾向にある。一方で年末年始の場合は、レジャー目的というより帰省のために帰る割合が多く、実際に休みの日取りも少ないことから、出かけることなく家で過ごす割合が多いことがうかがえる
・1月1日の搭乗率が急激に落ち込む(90%台→80%台)
⇒ お正月、正月三が日は実家で過ごすという文化が根強く、12月31日までには帰省しておきたい、もしくは帰省せずに家で過ごす割合が多くなり1月に入ったら搭乗率が急激に落ち込むことがうかがえる。
今後の年末年始に羽田空港利用時に参考にお役立てください。
混雑ピーク
改めて、年末年始2019-2020混雑予想から混雑ピークは
・上りは「2019年12月28日(土)」
・下りは「2020年1月4日(金)」
混雑回避方法
そして、混雑を回避するならいつに利用するのが良いのでしょうか?調べた結果、
・行きは1月1日の早朝に利用
・帰りは木曜日に利用
羽田空港 各施設の混み具合
ここからは羽田空港の各施設の混み具合について調べていきます。
羽田空港の各施設とは、
・ラウンジ
・保安検査場
上記の年末年始での混み具合を調べてまとめていきます。
ラウンジの混雑状況
ラウンジの混雑状況についてです。
羽田空港にある航空会社のラウンジは基本ファーストクラス、ビジネスクラス利用者やマイレージの上級クラスといった限られた人だけが利用できるVIPルームです。
つまり、不特定多数の利用者ではないことからラウンジは年末年始も混雑しません。
優雅な時間を過ごしつつ、搭乗時間までゆっくり過ごすことができます。
保安検査場の混雑状況
保安検査場の混雑状況についてです。
羽田空港国内線は保安検査場から搭乗口まで15分ほどかかる場合もあります。またスターフライヤーとANAの北九州空港行きは第1ターミナルそれ以外は第2ターミナルで行き先により異なることもありますので行き先と航空会社を確認の上時間に余裕を持って年末年始のご利用をお勧めします。
— Ayanokoji Yuriko (@Y_ayanokoji) December 27, 2016
年末年始の混雑ピーク時には保安検査場を通るまで15分ほどかかる場合があります。
ただ、時間帯によって混雑ピークは変動しほとんど並ばず通れる時もあります。
個人的に最も混雑していると感じたのは午前中の早い便を利用する時に保安検査場。
一方で混雑しないのは夕方以降の遅い時間帯の便。
朝早くに出かけて目的地にすぐに到着したいという利用者が多いことと航空会社のチケットが朝は安いということが考えられます。
まとめ:羽田空港の年末年始2019-2020混雑予想
羽田空港の年末年始2019-2020混雑予想とラウンジ、保安検査場の混み具合についてまとめてきました。
羽田空港の年末年始2019-2020で最も混雑が予想される日は
・上りは「2019年12月28日(土)」
・下りは「2020年1月4日(金)」
ただ、羽田空港旅客ターミナル利用実績からも分かる通り、GWやお盆休みほどの激混みにはならないことが予想されます。
混雑回避方法もご紹介していますので、今年2019-2020の年末年始に羽田空港を利用される方は参考にしてみてください。